音楽を続けるために新型コロナの未来を感染症の歴史から予測

ウイルスで困っている女性

コロナがどのくらい続くのかまだ何とも

言えない状況がつづいておりますが

この期間中はSNSにおける音楽情報の

発信も息を潜めたかのように静かです

まあイベントも少ないし仕方ないですね

とはいえ、ここで音楽をやめたりする

人が出てしまうのは勿体ないことです

 

知人のイベンターの中にはコロナ対策を

しっかりして音楽イベントやったのに

非国民よばわりされ、SNSの情報発信を

ぱったりとやめてしまった人さえいます

さすがにそれはどうなんだ?と思うので

この記事では将来のコロナ予測をして

音楽を続ける動機になればと思ってます

 

まず、過去の感染症データを参照して

2020年8月現在までのコロナと比較し

それを踏まえて「悲観的シナリオ」

「現実的シナリオ」「楽観的シナリオ」

の3つを設定、そして将来予測表を作り

あなたが思う予測ポイントが決まれば

そこに向けて活動できるというわけです

 

データ分析の画像

新型コロナの将来を数値で予測

最初に断っておきますが「人の命」は

とてもかけがえのない、大切なものです

しかし、こういった予測をする場合

それをドライに数値として割り切って

考えないと、正確な予測ができません

なので賛否両論あるとは思いますが

その点はご理解いただければと思います

 

では、2020年8月現時点までのコロナの

世界的な状況をここで取り上げます

指標はシンプルに死亡者数と人口です

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新型コロナ (2020年/1~8月)

≪死亡者数≫約80万人

≪世界人口≫78億人

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では次に過去に起きた世界的な感染症の

データを網羅して比較したいと思います

 

ウイルスが広がる世界地図

過去に世界で起きた感染症の一覧

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ペスト (1347~1351)

≪死亡者数≫2億人以上

≪世界人口≫4.5億人

 

はしか (1757~1963)

≪死亡者数≫2億人以上

≪世界人口≫7.7億人⇒31億人

 

スペインかぜ (1918~1920)

≪死亡者数≫5,000万人(推定)

≪世界人口≫18億人⇒20億人

 

天然痘 (1958~)※1980年に根絶

≪死亡者数≫年間400万人(推定)

≪世界人口≫30億人⇒44億人

 

香港かぜ (1968~1969)

≪死亡者数≫100万人以上

≪世界人口≫35億人⇒36億人

 

エイズ (1981~2016)

≪死亡者数≫3,500万人(推定)

≪世界人口≫45億人⇒73億人

 

結核 (2013~2017)

≪死亡者数≫年間150万人(推定)

≪世界人口≫71億人⇒76億人

 

デング熱 (2015~2018)

≪死亡者数≫年間2万人(推定)

≪世界人口≫73億人⇒74億人

 

マラリア (2015~2018)

≪死亡者数≫年間約40万人

≪世界人口≫73億人⇒74億人

 

※参考資料・・・WHOデータ

総務省統計局データ、FINDERS

「感染症の世界史」/石 弘之(著)

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現時点までのスケールと被害の大きさは

1968年に起きた香港かぜに近いですね

だとすれば1~2年経てば感染の拡大が

収束していく可能性もあると言えます

しかし未来のことなので断定できません

あくまで予測、起こりえる可能性を

ピックアップして繋げるイメージです

 

ただ、過去に起きたことで確定している

ことは断定することができます

①2億人クラスの被害が出ても世界的な

人口は右肩あがりで増え続けてきた

②はしか、マラリア、エイズなどは

ピークを越えてもまだ感染者は出ている

③ワクチンで根絶されたのは天然痘のみ

 

悲観的シナリオと現実的シナリオ

ここからまず、最悪のケースである

「悲観的シナリオ」を考えていきますと

【A】コロナが変異、拡大して世界的に

数億人クラスの被害が出てしまう未来

というシナリオがシンプルに挙がります

要するにペスト、はしか、スペインかぜ

クラスに発展してしまうケースですね

 

もちろん現代医療の発展もありますので

そうなる確率は低いと予測されます

なのでここを【最悪】と設定しときます

次に「現実的シナリオ」を想定しますと

【B】コロナは2~3年以内に収束するが

世界人口の更なる増加や環境破壊により

新たな自然脅威がこれからも頻発する

 

コロナ予測の正規分布作成の過程

これはもうすでに世界で起こってますね

熱帯雨林の森林火災、台風、地震・・・

日本でも異常気象による大規模な災害が

毎年のように起こるようになりました

つまり、コロナが収束しても自然災害は

終わらずに悪化していくシナリオです

新たな感染症が出てくるかもしれません

 

コロナの未来を正規分布で表す

そして最後に「楽観的シナリオ」です

【C】コロナは2~3年以内に収束して

全ての生活は以前のように元通りになる

きっと世界中の人が望む未来でしょう

とはいえ、それが楽観的であることは

今までの感染症の歴史を見れば自明です

人類とウイルスの戦いは永遠に続きます

 

しかし確率が0%ということは無いので

中央に【B】を設定し【A】から【C】に

左から右にいくに従って楽観的になる

グラフを表すと下記のようになります

確率分布はイメージですが、中央から

左右に広がって低くなっていきます

いわゆる正規分布と呼ばれてるものです

コロナ予測の正規分布表

予想外のことが起こる世界

左右にいくほど確率は低くなりますが

絶対に起こらないとも言えません

1987年の10月19日、米国株式市場では

世界を震撼させた「ブラックマンデー」

と呼ばれる株価大暴落が起きました

それが起こる確率は何と≪10の56乗年≫

に1度という、とてつもない数値でした

 

1兆年に1度より遥か先にある確率です

このように現実世界では起こりえないと

思っていることが実際には起こります

「じゃあ予測する意味ないじゃないか」

と思うかもしれませんが、予測しとけば

「起こりえる未来」と心構えができて

そのような未来がきても対処ができます

 

逆に言えば、あなたの音楽活動の未来が

このような正規分布表の確率が低い

輝かしいポイントに行くかもしれません

しかし、そのためには明確な目標を持ち

行動し続けていくことが前提条件です

さて、コロナで音楽を続けるかどうか?

少しはこの記事お役に立てたでしょうか

 

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