先日、北海道から上京して音楽活動を
続けているシンガーソングライター
KAZUさんのワンマンライブを観に
渋谷スターラウンジに行ってきました
北海道から上京とかすごいですよね
その時点で彼から音楽に対する覚悟と
気合いをひしひしと感じてしまいます
こうして音楽系の記事を書いていると
いまの20~30代くらいの世代でも
音楽をするために「上京」してきた
知人が意外と周りに多くいたりします
南は沖縄、西は兵庫、東北は新潟・・・
僕は彼等のそんな心境に興味があって
上京した理由を色々と聴いたりします
「Youは何しに東京へ?」(笑)
いや、まあ聞き方はその時々ですけど
今の時代は音楽を発信するだけなら
上京しなくてもオンラインで完結
させることができるじゃないですか?
吉田拓郎さんとか、長渕剛さんが
上京してきた時代とは全然かわって
動機は何なんだろう?と気になります
彼等が上京してきた理由とは?
PAの勉強をしに兵庫から東京にきた
女性にそんな質問をしてみたら
「地元だとこういった機材に触ったり
リアルな現場を経験できないんです」
なるほど、そういうものなんですね
僕はずっと首都圏内で暮らしてるので
話を聞いて想像するしかありませんが
あるフォークシンガーに聞いてみると
「普通に働くのがイヤになったから」
いやいや、それで上京っすか!?(笑)
ただ家賃が上がるだけなのでは・・・
拓郎さんたちがギターケース背負って
ビッグになってやるぞ!と意気込んで
上京した時代と違って動機が様々です
今でも花の都、大東京なんですかね?
「とりあえず東京に行ってみたい」
という理由の人もけっこういました
もちろん「ビッグになってやる!」
という野心マンマンの人もいましたし
それらの動機が重なって結果的に
上京したという人も多かったですね
昔ほど明確ではない上京の理由や動機
そして彼等から共通して感じたのが
「自分のチカラを試したい」という
明治維新の志士たちが脱藩して江戸や
京都に行くような「想い」ですかね
確かにずっと同じ場所で活動しても
「井の中の蛙」になってしまいますし
出会いの幅は都内の方が広がります
いい意味でも、悪い意味でも
色々な人がいますからね(笑)
まあでも、KAZUさんのような気合いと
覚悟を持った人と出会えたりしますし
いい刺激を受ける機会は増えるので
「自分の可能性を広げたい」という
想いが強い人には魅力なんでしょうね
もちろん、デビューしたり事務所への
所属が決まる場合もあるでしょうが
そこはもうオンラインが発達してきて
昔ほどの動機になってないんだなと
SNSや配信アプリで楽曲をいくらでも
自由に表現できる時代ですからね
しかも変化のスピードが加速しています
加速していく時代の中で何をするか?
デビューして売れてもせいぜい3年?
5年もてばいい方ではないでしょうか
ここ10年で過去に売れた人達を見れば
そのスピード感はよく分かります
人の趣味嗜好の多様化と飽きの速さは
通信速度と比例しているかのようです
そして、ここから5G時代到来ですから
それならば、セルフプロモーションの
力を磨いていって自分のチャンネルや
コミュニティを地道に育てていく方が
よっぽど将来性があると思うのです
今の10~20代の世代は直感的にそれを
理解している人が増えてきました
ツイッターの投稿を見ると実感します
北の大地、北海道の大きな空の下で
KAZUさんが何を想い、どんな決意で
上京してきたのか想像してみました
「いまとは違った景色が見たい」
そんな理由もあったのかもしれません
東京で音楽活動を続けて15年を迎え
その景色は確かに見れたのでしょうね
※追記:KAZUさんから上京当時と
今の心境を聞けたので掲載いたします
【KAZUさん】
上京した時はやっぱり有名になってやる
って気持ちが大きかったんですけど
今は好きなことを生涯続けてゆく
って決意と、音楽で、ライブで
明日の景色がほんの少しでも色つけ
られたらと思い歌っています
ワンマンでお伝えしたかったことは
紡ぎ、の歌詞の中にある《今日も
明日も君の心が晴れますように》
そんな思いが一番なんです
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