ビートルズやローリングストーンズも
結成当初の頃はカバー曲を中心に
クラブで演奏したりしていましたが
今では最初からオリジナル曲メインで
活動するバンドもかなり増えました
バンドの方向性を少しずつ固めていく
という点では前者の方がいいと思います
この記事ではカバー曲を中心に活動
していた大人バンド(ドラムは中学生)が
3年間の活動を通してオリジナル曲
中心に移行していく過程をご紹介します
カバー曲というのは他アーティストや
バンドの楽曲に自分たちのアレンジや
色を加えた演奏のことを指します
コピー曲というのは絵画で例えると
模写をするようなイメージです
その楽曲のアレンジやリズムなどを
しっかりと同じように演奏します
初心者の頃にそれで演奏技術を磨いて
演奏に余裕が出てくると自分の
アレンジを加えられるようになります
最初はカバー曲が中心だったバンドです
千葉県を中心に活動するユニット
Inspire blue(インスパイアブルー)
こちらは結成初期の頃からよく演奏
されていたジャミロクワイのカバー曲
「Virtual Insanity」の映像です
2010年頃に日清カップヌードルの
CMで流れていた曲としても有名ですね
ちなみに原曲はこちらとなります
これを彼等が料理すると先程のような
バンドサウンドに生まれ変わります
ここがカバー曲の面白いところの1つで
元々がイタリア料理だったものを
中華風のアレンジで楽しめたりします
カバー曲でも十分に個性を発揮できます
続きましてボビー・ヘブの名曲
「Sunny」をカバーした時の映像です
これもかなり原曲を崩してますね
いきなりアカペラから入るところなど
バンドのセンスがキラリと光ります
原曲は1966年に発売されたものですが
時代を超えてカバーされる名作です
「Sunny」は1960年代の楽曲なので
構成はかなりシンプルとなっています
これをバンドでそのままやっても
今の世代に楽曲の良さを伝えるのは
なかなか難しいのではないでしょうか
そういった点でカバー曲というのは
翻訳のような役割も担っています
さて、ここまでご覧になってきて
インスパイアブルーというバンドの
演奏スタイルやオリジナリティが
だいぶ伝わったのではないでしょうか
カバー曲だけでも彼等のバンドの
個性は十分に発揮されていました
あとはオリジナル曲を作るだけですね
初のオリジナル曲がメインのステージ
2018年11月18日、千葉県の佐倉にある
「Sound Stream sakura」にて
彼等としては初のオリジナル曲を
メインとしたライブが行われました
今までも小出しにオリジナルを
カバー曲と混ぜて演奏してましたが
1ステージでやるのは初めてですね
そういった点では彼等にとっても
この日のライブのステージは
とても重要なターニングポイントに
なったのではないかと思います
カバーからオリジナルバンドへと
進化を遂げた瞬間に立ち会いました
楽曲もとても素晴らしかったです
東京のネオンがきらめくイメージが
パッと聴いた時に浮かびました
シティーハンターのテーマソングに
なったらハマりそうな楽曲です
社会人バンドも続けていくうちに
こうやって進化していくお手本ですね
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