僕の知人のシンガーソングライターは
FXで収益を出して生活をしています
法人を作るかどうか、という話も
出ていたので、年間の個人所得が
恐らく2,000万を超えているのでしょう
(個人所得が2,000万円を超えると
税負担が一気に跳ね上がるからです)
「音楽で飯を食う」という
言葉の意味についてこの記事では
少し考えていきたいと思います
色々なライブを見に行って様々な
アーティストとその話をしていると
上記の言葉の意味をこのように
考えている方が未だに多いと感じます
(A) 有名になってCDをリリースして
その売上や印税収入で生活
(B) TVなどに出演したギャラで暮らす
(C) ライブやグッズ販売の売上で生活
時代と共に変化する音楽の収入源
大きくはこの3点をイメージして
「プロになってビッグになる!」
という野心を持って音楽活動している
人が多いのではないでしょうか
しかしながら、これらの定義は
時代の流れと共に変化していきます
(A) についてはこれから先の将来
収益の期待値が上がる可能性は
かなり低いと判断せざるを得ません
要するにミリオンセラーを出して
印税収入ガッポガッポという時代は
とっくに終わってしまったのです
ではそれに代わったものは何か?
という話になると思いますが
定額制の音楽配信がその1つです
例えばSpotifyに楽曲を登録すれば
1再生あたり0.15~0.16円の
収益になります(2017.12月時点の数値)
収入源の1つとなる定額制の音楽配信
100万再生されて15~16万円という
規模の売上ですが、CDで印税収入を
目指すよりはよほど現実的だと思います
要するにこれは「不労所得」です
体を動かさなくても楽曲がお金を
稼いでくれるシステムなのですから
100万再生は難しいとしても・・・
10万再生の楽曲が5曲ほどあれば
それだけで7~8万円の収益となります
これだけで「音楽で飯を食う」には
なりませんが、収益源の1つとして
考えれば十分だと思いませんか?
そしてその収入をFXなどに投資すれば
それが何十倍に化ける可能性もあります
勿論それを「やる」「やらない」は
個人の判断ですが、先程の知人のような
タイプのアーティストもいるのです
複数の収入源を組み合わせる重要性
そしてもう1つはSHOWROOMなどの
音楽アプリを使った音楽配信です
その仮想空間で「投げ銭」をもらい
月に1,000万円稼ぐ人もいます
これは不労所得ではありませんが
有力な収益源ではないでしょうか
1,000万は無理だとしても5~10万なら
少し頑張れば見えてきませんか?
先程の定額配信の収益源もあって
組み合わせればそれだけでも
月に10~15万円の収益が見込めます
ちょっと音楽で飯が食えそうな
規模の売上に近づいてきましたね
つまり「複数の収入源を持つ」ことで
【プロの音楽家にならなくても】
【事務所に所属しなくても】
【テレビに出演しなくても】
好きな音楽を好きな人達だけに
届けて暮らせる時代ということです
いかに肉体労働の時間を減らしていくか
そしてその収入を投資に回すことで
肉体労働の時間を更に少なくできます
株式、不動産、不動産投資信託(REIT)
FX、仮想通貨…これらを運用できれば
音楽活動の大きな支えになるはずです
ちなみにライブ活動は肉体労働です
(B) と (C) についても体を壊すと
収益源が無くなるリスクを抱えています
そうならない為にも複数の収益源を
確保することは非常に重要なのです
YouTuber、アフェリエイト収入
Webの広告収入…これらはコツコツと
時間と労力を積み重ねる不労所得です
ヒカキンのようになるのは難しくても
やはり月に5万、6万なら見えてきます
音楽を諦める必要が無い時代
ひと昔前の時代であれば音楽で飯が
食えなかったらキッパリと諦めて
会社員として働く「音楽 or 仕事」
という人が多かったようですが
今は収入源が多様化してきたので
別に諦める必要が無い時代と言えます
「音楽&仕事」も可能ですし
収入や生活が安定してくれば
「音楽&音楽」にもできます
あとはアナタがやりたいように
人生を生きていけばいいのです
こういった話をしていると
「家族がいるから・・・」
「時間が無いから・・・」
という答えが返ってきたりしますが
そういう人はそもそも音楽で飯を
食おうと思っている人ではありません
それでもメジャーを目指す人たちへ
メジャーデビューして東京ドームや
武道館を目指す、ということは決して
否定はしませんが、自分の音楽を
やりたいようにやれる保証なんて
どこにもありませんし、有名になれば
プライバシーが無くなるのは確実です
売れなければダメなワケですから
必然的に「売れる」ことが
音楽を続ける最優先事項になります
顔の見えない「大衆」に向かって
伝えたい音楽を作り続けることが
できるのか僕には甚だ疑問です
更に言えば、そこを目指すにしても
複数の収益源を持っていることは
決してマイナスにはなりません
デビューしてダメだったとしても
他のカタチでお金を稼げばいいのです
会社員という選択をするリスク
会社員として定年までマジメに働いて
年金もらえるのは70歳を超えてから…
というのはかなりリアルな未来です
日本の年金制度は破綻しているので
年末調整で自動的に徴収できる
サラリーマンに税収を依存しています
つまり、増税で日本政府が真っ先に
ターゲットにするのは会社員です
好きな音楽を諦め、わざわざそっちの
道を選ぶのはどうかと思いませんか?
安定したサラリー(給料)は魅力ですが
それはそれとして別の収入源を
確保することの重要性はこれから先
どんどん増していく時代になります
であるのならば、それを音楽でやれば
いいのではないかと思うわけです
【関連記事】
⇒音楽活動を個人事業にして確定申告すればいいと思う件について
⇒コロナで破綻した音楽ライブの収益モデルを視覚化して未来予測
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