音楽のライブ告知において
それに向けた「決意」というのは
文章や画像から何となく伝わってきます
「レイさん」というサックス奏者の方が
「オーガニック Dinner Show」という
イベント告知をしているのを見かけた時
「ただならぬ決意」を感じました
ヒトコトで言うと「気迫」
彼女がFacebookに投稿する文章の
節々からそれが伝わってきました
「もうこれで終わってもいい」
そんな想いを抱いているように見えます
イベント自体は無農薬な食材を使った
ディナーコースを楽しみながら
彼女のサックス、そして2人のゲストの
歌や演奏を楽しむといったものです
いったいなぜ彼女はこのイベントに
そこまでの想いを込めたのでしょうか?
彼女がイベントに込めた強い決意
国立音楽大学に入学して音楽の道を志し
いつしか結婚して3児の母となりました
15年ほど音楽から離れるも
再燃して今では数々のライブ活動を
積極的におこなっています
2017.8.26 恵比寿「SUMI-BIO」にて
「オーガニックDinner Show Vol.1」
というイベントを彼女は主催しました
まず、驚いたのはこのイベントの為に
彼女が仕事を辞めていたということです
今まで数々のライブを見てきましたが
音楽イベントをやるために
そこまでしている人はいませんでした
彼女のあの圧倒的な気迫は
そういったところからもきていたのです
55歳という若さで亡くなったギタリスト
そしてもう一つ
彼女の想いを更に強くした
とても悲しい出来事がありました
この日はボーカルのワイルドさんと
ギターの全ジローさんをゲストに迎え
3人で演奏する予定でした
もともと彼らは「SUNSET」という
矢沢永吉さんをアコースティックで
カバーするユニットを組んでいましたが
この日のイベントで全ジローさんの
姿を見ることはありませんでした
2017年8月
まさにこのイベントが開催される月に
突然、彼は世を去ってしまったのです
55歳という若さでした
いったいなぜ、誰がそんなことを
想像することができたでしょうか
彼に手向けられた鎮魂の花
帰らぬ人となった彼に手向けられた
花がギターアンプに添えられ
それでもレイさんとワイルドさんは
イベントをやることに決めました
きっと全ジローさんもこの日
一緒に演奏していたと思います
今、一緒に音楽をやっている人が
いつもそこにいるのが
決して当たり前ではないということ
今、そばにいる大事な人が
明日いないかもしれないということ
こういった機会に立ち会った時
人は改めてそれを実感させられます
この日のイベントに参加して
人生の儚さ、そして深い
感謝の気持ちを受け取りました
レイさん、ワイルドさん
そして全ジローさん有難うございます
【関連記事】
⇒サックスコンサート(withオーガニックビュッフェ)チケット予約
⇒音楽イベントで「おもてなしの気持ち」をどのように伝えるか?
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