音楽ライブで出演者数が多くなると
転換の時間も増えていきます
転換というのは演奏が終わってから
次の出演者が準備をして
開始するまでにかかる時間のことです
例えば出演者数が10組いたとして
1組あたり転換の時間が10分だとしたら
それだけでトータル90分になります
バンド演奏3組分の時間が
入替りのためだけに消費されるのです
ライブハウスの貸切イベントなどで
時間が圧迫される要因の1つはこれです
もしもこの時間がゼロにできたら…
ライブスケジュールの調整も
かなり楽になるのではないでしょうか
転換の時間をゼロにする為の3つの条件
一定の条件が揃えばそれは可能です
2017.7.31 渋谷WOMB(ウーム)にて
開催された「カミカゼロックフェス」で
それがおこなわれていました
主催はイベンターの原口 涼さんです
まず1つ目の条件は
メインステージの他にもう1つの
サブステージがある会場だということ
これにより、前の出演者が演奏中に
次の出演者が同時進行で準備できます
サブステージはドラムセットや
アンプなどが無い場合が殆どですので
2つ目の条件は出演者の順番を
バンド→アコースティックorソロ演奏
→バンド→アコースティックorソロ…
といったような交互の出演順に
しなければならないということです
絶対に必要な出演者全員の協力
そして3つ目、前の出演者が演奏中に
次の人が準備しているわけですから
当然、準備中の音出しはNGです
特にアコースティックの演奏で
他のステージから音が鳴ってしまうと
かなり目立つことになります
下手をすれば演奏が台無しですので
ここは出演者全員の協力が不可欠です
以上、この3つの条件を満たせば
転換の時間を無くして
今回のこのイベントのように
17:00~21:20の4時間弱という時間で
ОA含め10組の出演も可能となります
参考までにスケジュールはこちらです
(1)本日は晴天なり心乃葉(17:00~17:10)
(2)LOST a BOTTOM(17:10~17:40)
(3)mo.ka(17:40~18:05)
(4)Rooky Babe'(18:05~18:35)
(5)kazuki(18:35~19:00)
(6)COAL's BILLY(19:00~19:30)
(7)音猿(19:30~19:55)
(8)眠らない兎(19:55~20:25)
(9)aoiro(20:25~20:50)
(10)Absolute Dears(20:50~21:20)
転換の時間が無くなったことによって起きた問題とは?
まとめますと
転換の時間をゼロにする為の条件は
・サブステージがあるということ
・転換の時間を相殺できる出演順にする
・準備中の音出しは絶対にNG
と大きくこの3つとなります
サブステージが無い会場でも
工夫次第で似たような環境を
作ることもできるかもしれないので
色々と考えてみるといいかもしれません
さて、では次にこの転換時間が
無くなったことによって起こった
タコ焼き事件について書いていきます
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