「タニヤンやってるよ、頑張ってるよ」
2017.6.3 船橋Buddy'sにて開催された
FUNNY PLAYERSのライブ中に
ボーカリストの川音さんが
天国にいるベーシストの谷口さんに
話しかけている場面です
「癌が見つかる3日前くらいまで
1人で登山に行ったりしちゃってね」
高校時代は野球、大学時代はアメフトと
強靭な肉体を持ったベーシストでしたが
2年前に世を去ってしまいました
メンバー紹介の最後に
川音さんは彼のことを想いながら
丁寧に説明していきます
ライブも終盤にさしかかっていましたが
彼への追悼ライブという気持ちも
込められていることに
ここではじめて気が付きました
時が経てばやってくる大事な人との別れ
1997年に結成された
FUNNY PLAYERSも今年でちょうど
20周年を迎えることになります
20年間、色々あったと思いますが
時が経てば経つ程、そういった大事な
人との別れというのは増えていきます
このライブを観ている時
10年前に膵臓癌で亡くなった
母のことを思い出しました
当時53歳、僕が実家に帰った時には
いつもそこにいるのが
当たり前だと思っていた存在です
それが「当たり前」でないことは
頭では分かっているつもりでした
「人間だからいつかはそうなる」
でも、実際にそうなった時
実感として分かっていなかった
自分がいることに気付かされます
深い悲しみを乗り越えた先にある気付き
そして深い悲しみを乗り越えた先で
「自分もいつそうなるか分からない」
という想いが強くなっていきます
たぶん、この感覚は身近にいる
大事な人を失った経験がないと
分からないものなのかもしれません
明日そうなるかもしれないし
もしかしたら今日かもしれない
そう考えた時に、失敗や批判を恐れて
やりたいことをやらないというのは
何てもったいない人生の過ごし方
なのだろうと気付くのです
今回のライブタイトルが
「なんて素晴らしい人生!」
すごくいいなと思いました
明日、僕は世にいないかもしれません
アナタも世にいないかもしれません
だからいま生きている人生が
素晴らしいのだと思えてくるのです
【関連記事】
⇒船橋バディーズというライブ酒場が残した足跡…そしてチャレンジ
⇒新鎌ヶ谷のMT.Milly'sは綺麗で都会的なライブハウスです!
⇒好きなドラムを最期まで続けたドラマーが伝えてくれたメッセージ
スポンサーリンク
こちらの記事もオススメ
・1通の脅迫文…それがこの兄妹による音楽ユニット結成のきっかけでした
・エグザイルの事務所をクビになった男が六本木で不屈のワンマン
・音楽ライブでプロよりアマチュアの演奏に感動してしまう時とは?
スポンサーリンク