Duck DuckGoというプライバシーを守る検索エンジン

Duck DuckGoの検索画面

『Duck DuckGo』という

検索エンジンをご存じでしょうか?

Googleがユーザーの検索情報を

追跡して精度を上げるのに対し

こちらはそれを保存しないことで

「プライバシーを守る」というのが

売りの検索エンジンがあるのです

 

会社の設立は2008年になります

iPhoneのSafariに検索エンジンとして

搭載されたのは、2014年にiOS 8が

リリースされた時・・・ということは?

はい、今あなたがお持ちのiPhoneで

すぐにその設定ができるということです

 

Safariの検索エンジン選択画面

Safariで検索エンジンを選択する

設定→Safari→検索エンジン

と進んでいくとこのように4つの

検索エンジンから選ぶ画面になります

最初にこの設定を知った時は

正直「なんだこりゃ?」と思いました

 

・Google (分かる)

・Yahoo (分かる)

・Bing (使わないけど分かる)

・DuckDuckGo (?????)

という感じです(笑)とはいえ

Yahooの検索エンジンは2010年から

Googleのシステムを採用しているので

選択肢は実質3つみたいなものです

 

BingはMicrosoftの提供する

検索エンジンで、何だかビル・ゲイツに

見られている感があります(笑)

なので僕はあまり使っていませんが

GoogleとYahooでもそんなに

検索結果は変わらないんですけどね

 

検索する度に追跡されている我々の情報

要するに我々は検索する度に

その情報を追跡されているわけです

検索ワードに何を打ち込んだのか?

どんなサイトにアクセスしたのか?

サイトの滞在時間はどの位か?

 

などなど…想像を超える膨大で詳細な

データがセンターに保存されています

Googleであればユーザーの検索履歴の

データを9ヶ月保存しているわけですが

それが実際に削除されているかなど

普通の人に確認できる術はありません

 

・・・とはいえ、そのおかげで

精度の高い検索結果を我々が

享受できているというのも事実です

そうでなければ今のような「ググる」

という言葉も生まれなかったはずです

 

検索の巨人に立ち向かうアヒル

その点でDuck DuckGoは

Googleが絶対にやらないことを

やることで、その存在感を示しています

『検索の巨人に立ち向かうアヒル』

・・・といったところでしょうか

 

それでもSafariの検索エンジンの

候補として採用されているので

他にもプライバシー保護が売りの

検索エンジンはありますが

Appleのお墨付という安心感があります

ではそのスペックはといいますと…

 

Duck DuckGoで検索した時の画面

機能には不便を感じることが多いです

では、試しに知り合いのブロガー

≪おっさんガッツ≫という人のサイトを

そのワードで検索をかけてみます

Googleではその人のブログが1位に

表示されますが、Duck DuckGoだと

下まで探しても見つかりません(笑)

 

まあ、これには原因があります

まずGoogleは『パーソナライズ検索』

というシステムを採用しているので

その人の個人的な履歴から1人1人の

ニーズに合うような検索結果が

表示されるようになっているからです

 

そしてDuck DuckGoの場合は

ユーザーを追跡しないポリシーの為

そういったことができません

なので、この結果は仕方ありません

 

Duck DuckGoで検索した時の画面

自分のプライバシーは自分で守る

ブログのタイトルを入力すると

このようにちゃんと表示されます

要するに、ブロガーの名前とか

サイトの手掛かりとなる

キーワードから思うような

検索結果が得られにくいということです

 

あと、Googleに慣れていると

動作が若干ですが遅いと感じます

そこらへんの不便は受け入れて

便利をとるか、プライバシーをとるか

どちらか選ばないといけません

 

自分のプライバシーは自分で守る

という観点から、僕は検索エンジンは

ケースバイケースで使い分けた方が

いいのではないかと思います

少なくともGoogle、Yahoo、Bingを

使っている時には、常に見られている

という意識が必要ではないでしょうか

 

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