ライブ終了後、バンドメンバーが会場で
手配りチラシを1人1人のお客さんに
配布している光景をたまに見かけます
そして目当てのバンドではなかったのに
当日の会場で仲良くなって今でも僕と
繋がっているのはそういったバンドです
果たしてこれは偶然でしょうか?
今回の記事は手配りチラシに隠された
意外な役割にいついて書いていきます
恐らく、配布しているバンド自身は
その日以降の「ライブ告知」をする為に
手配りチラシを配っていると思います
それ自体は販促活動として必要ですが
実際の集客効果はなかなか実感できて
いないバンドの方が多いと思います
僕は過去にアミューズメント施設の
店長として何十万枚という規模の
チラシを何回も打ったことがあるので
その反応率というのは把握しています
手配りチラシを配布して得られる集客効果
ハッキリ言って手配りチラシ自体の
「集客効果」は1,000枚配布して
0コンマ何%という世界となります
つまり、100枚配ってチラシ効果だけで
次回のライブに1人でも来てくれたら
超ラッキーと考えていい位です
それなら、やらなくていいではないか
と考えてしまいそうになりますが
ちょっと待ってください
先程もお伝えしたように、目当ての
バンドではなかったのに今でも
僕と繋がり続けているバンドは
会場で手配りチラシを配布していました
つまり、当日の会場で僕とバンドの
メンバーによる会話、すなわち
「コミュニケーション」が
生まれたということになります
そして、その場でLINEなどSNSの
アドレスを交換して今でもお互いに
いつでも連絡を取れる状態にあります
ライブ終了後にチラシを持って現れたドラマー
2017年1月11日、下北沢251で
偶然見かけた「トーキングハウス」
というバンドもチラシがきっかけで
お互い知り合うことができました
目当てのバンドではありませんでしたが
とても素晴らしい演奏だったので
思わず最前列に行ってしまった程です
ライブで次のバンドが出てくるまでの
待ち時間、会場のお客さんたちが
手持ち無沙汰にしているような時
「トーキングハウスでーす!」と
演奏を終えたばかりのドラマーが
手配りチラシを持って現れたのです
ぜひとも話をしてみたいと思っていた
僕にとってグッドタイミングでした
手配りチラシを受け取ると同時に
「とてもいい演奏でした」と相手に
感想を伝えることができたのです
チラシが会話の機会を生み出しました
メンバーと話すきっかけが欲しいお客さんの存在
ここが非常に重要なところです
初めて観たバンドで感動した時に
バンドメンバーにそれを伝えたいと
実は思っていても、きっかけがなくて
伝えられない人が会場にいるのです
この日、同じくらい感動したバンドが
もう1つありましたが、対照的に
メンバーと会話をする機会がなく
残念ながらそのバンドの名前ですら
今はすでに忘れてしまいました
もしも、その日のライブのお客さんの
反応が良ければ、そういった人が
会場にたくさんいる可能性があります
そうだとすれば、演奏の終了後に
チラシ等のコミュニュケーションの
きっかけツールをバンドが提供すれば
相手の方から話しかけてくるはずです
感動すれば人は相手にそれを伝えたくなる
感動した人はそれを誰かに言いたくて
とてもウズウズしているものです
ましてやそれを当人に伝えられる
機会など滅多に無いチャンスですから
キッカケがあればウェルカムです
そして、そこでLINEやTwitterなどの
SNSのアドレス交換をしてしまえば
継続的にタイムラインでバンド活動の
情報もシェアできるようになります
紙媒体のようなコストをかけずに
動画や画像なども相手に届けられます
さらに個人でのSNSアドレス交換を
したあとにバンドの公式アカウントの
案内もあるとグッドだと思います
ライブ告知などは公式をメインにして
いざという時に個人アカウントで
DMを送った方が効果的だからです
※公式と個人アカウントの
使い分けについてはこちらを参照
見込み客と継続的な繋がりを作るために
まとめます、ライブ会場のお客さんと
コミュニケーションのきっかけを作る
オリジナルツールを用意しておくことで
相手との継続的な繋がりを持てる
可能性が大幅に上がるということです
それは手配りチラシでもいいですし
バンド用の名刺でもいいかもしれません
相手の持ち運びの邪魔にならなくて
バンド情報を入手できて興味が持てる
ものであれば何でもいいと思います
それをバンドメンバー全員でやれば
ライブごとにロイヤリティ(忠誠心)の
高い見込み客を獲得することができて
ライブ告知の反応も今より各段に上げる
ことができるようになっていくはずです
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